床矯正
床矯正とは？
「床矯正装置」とは、取り外し可能な矯正装置のことです。口の裏側に付けるプラスチック製の床部分（レジン床）と表側の歯を抑える金属線でつくられたもので、入れ歯のような形をしています。床矯正装置は乳歯や、乳歯と永久歯による混合歯列期の不正咬合を処置するためによく使用されます。また、永久歯列に対しては補助的矯正装置や後戻りを防ぐ装置として使用されます。
床矯正装置のメリットとして、「取り外すことができる」「通常のブラッシングができる」「抜歯しないで済む場合がある」「噛む訓練によって顔全体の正常な機能が取り戻せる」などが挙げられます。逆にデメリットとして、「使用できない場合がある」「（装置を装着しないことで）治療が進まないことがある」などが挙げられます。
世界にひとつだけの矯正装置！
当クリニックでは患者様に合わせて世界にひとつだけの矯正装置を作成しています。矯正装置作成時にお好きな色やキャラクターをお選びいただいています。
床矯正のポイント
気になり始めたら、すぐにご来院を
従来の矯正治療は、12～15才頃から開始するのが良いとされてきました。「矯正するためにはもう少し様子をみよう」と思っているうちに、どんどん装置が増えていくことになりかねません。気になり始めたら、すぐにご来院ください。
以前よりも手軽で安価
材料や技術の進歩により、現在では年齢に関係なく矯正治療が受けられます。早期に治療を開始することで、以前よりも「手軽」で「安価」になってきています。
患者様の「良い顔貌」につながります
矯正治療を必要とする患者様は、顔を構成している上顎骨と下顎骨が未発達であることがほとんどです。「良い歯並び」は、「良い顔貌」につながります。【無痛、無抜歯の治療を目指しています】当クリニックでは、患者様が安心して治療を受けていただくために、「無痛」「無抜歯」の矯正治療を目指しています。
お子さんの矯正について
「子どもの歯並びがいびつ……」 このような心配を抱えているご両親はいらっしゃいませんか？ お子様の歯並びの乱れの兆候を見つけたら、早めに相談しましょう。早めに相談することで、治療が必要になった場合に簡単な処置で済むことがほとんどですし、成人してから治療するよりも短期間で済むことがほとんどです。
当医院では、お子様を対象とした矯正治療として、天然歯の保存を重視した「床矯正（しょうきょうせい）治療」を行っています。「床（しょう）」とは、入れ歯のことを意味し、それに類似した装置によって治療を行います。
歯を側方・前方・後方に移動したり、口腔機能を抑制・改善したりする矯正治療のことです。早期に治療を始めれば矯正装置の数が少なくて済みますので、費用と時間を最小限に抑えることが可能です。 当医院では、お子様が長く「歯」と「全身」の健康を維持していただけることを目的として、床矯正治療を行っています。ご両親が「おかしいかも？」と思ったときが相談のタイミングです。
子供のうちなら歯を抜かずに矯正できる可能性が高いです
先に述べましたように、歯並びが悪くなる原因の主な物は「歯が並ぶアゴのスペースが足りない」ということです。従来の歯科矯正では、そのスペースを確保するために抜歯をしていました。しかし、アゴの骨の幅を適切に拡げることができれば、歯を抜かなくても正しく歯を並べることが可能です。 大人と違って成長段階にある子供のアゴの骨であれば、人為的に適切な方向・サイズへアゴの骨を誘導させることができます。
このことによって、大がかりな矯正治療や抜歯を行わずにバランスの取れた歯並びを手に入れることができるようになります。 すべてのお子様が可能というわけではなく、場合によっては若干の矯正治療も必要となることもありますが、比較的簡易的に、そして非抜歯での対応が可能になります。 詳細は子供の矯正治療ページをご参照ください。
歯を抜かない矯正方法は、患者さまおひとりずつのお口の状態に合わせてしっかりとした判断が必要です。当医院では、矯正本来の目的である「正しい噛み合わせとバランスのとれた歯並び・顔貌の獲得」を第一に考えておりますので、すべての患者さまに対して「歯を抜かずに矯正できます」ということは申し上げられません。
無理矢理に非抜歯矯正を行ったために、後からさまざまなトラブルを起こしてしまうことがあっては、歯科医院としては正しい医療行為と言えません。 当医院では歯科医院としてきちんとした対応と、ご満足いただける結果を追求しております。
矯正治療の流れについて
当医院における診療の流れをご説明させていただきます。地域に密着した医療機関として、10年、20年後の状態まで視野に入れたベストな治療方法を提案させていただいております。
矯正検査
口腔内・顔・全身・歯列などを検査します。
治療方針の説明
検査結果を受け、今後の治療方針を説明します。
矯正装置の説明
検査から約2週間後に矯正装置が完成します。取り外しに関することなどの取り扱いの説明をします。
矯正治療の管理
2週間～3ヶ月ごとに、装置の状態を確認します。また、固定式装置の場合はワイヤーやゴムを交換したり、食生活のアドバイスを行ったりします。
矯正装置の終了
歯並びがきれいになるだけでなく、骨が安定して噛み合わせが良くなります。良い習慣が身に付けば、矯正治療は終了です。
保定期間
装置を外した後、歯は元の位置に戻ろうとするため、保定装置を付ける必要が出てきます。
メインテナンス
定期的に歯科医院に通い、歯の動き具合をチェックしましょう。
