入れ歯・義歯
もう一度入れ歯について考えてみませんか？
歯を失ったときの治療方法として「入れ歯」はすべての症例に対応できるほど万能なものです。日本では75歳以上の方の三分の一以上の方が、すべての歯を入れ歯で代用する「総入れ歯」となっています。その反面、入れ歯に痛みや噛みづらさ、はずれやすさといった不具合を感じている人は1,000万人以上とも言われています。
入れ歯が正しく利用できていないと、食事や生活を楽しむことができなくなるだけではなく、正しく噛めないことを原因としてアゴの骨が急速にやせていきます。そして、アゴの骨がやせてしまうとさらに入れ歯が合わなくなり、合わなくなった入れ歯を使い続けるとさらにアゴの骨がやせてしまうという悪循環に陥っていきます。
高齢者の方の中には、「もう高齢だし、入れ歯が使いづらくても仕方ない」と諦めてしまっていたり、そういうものだと誤った認識をお持ちのことがありますが、最新の歯科医療現場はそうではありません。
患者さまおひとりずつにピッタリと合う入れ歯を作り、びっくりするほとおいしく、楽しい毎日を過ごしていただけることも可能です。まず、入れ歯とはどういったものなのか、正しい入れ歯とそうではない入れ歯の違いは何なのかという知識を身につけていただければと思います。より充実した日々のために当院は全力でサポートさせていただいています。
正しい入れ歯なら、さまざまなメリットがあります
入れ歯の役割って何でしょうか？抜けた歯のかわりとなって食べ物を食べるだけのもの？右側の歯が抜けていても、左側で噛めば入れ歯をしなくても大丈夫でしょうか？本当はそうではありません。
きちんとした入れ歯を付けて両方の歯でバランスよく噛むことは、食事を楽しむだけではなく、脳の機能や全身の健康、生活リズムにまで影響を与えることがあります。最適な入れ歯でしっかりと噛むことによって、以下のような効果が期待されます。
唾液線が刺激され、唾液の分泌を促すことで消化・吸収がよくなる。新しい虫歯を防ぎ、口臭を予防する。
噛むことの刺激が脳へ刺激として伝わり、認知症の予防につながる。
正しい姿勢で食事を行うことで、日常生活の姿勢も正しくなっていくために骨折や捻挫の防止につながる。
唾液線を刺激されるので、綺麗な唾液の分泌が促されます！
正しく合っていない入れ歯を使っていると、唾液が出る線の唾液腺を塞いでしまったり、舌が動きづらくなったために、唾液があまり分泌されなくなることがあります。口の中が乾くような感じがしていたり、うまく発音ができなくなった感じがあるときは要注意です。
唾液の量が少ないと、お口の中で雑菌が増殖しやすくなり、口臭の原因にもなってしまいます。また、入れ歯は唾液によってお口と密着しているので、口の中が乾いた状態では入れ歯がずれたり外れたりしやすくなります。唾液の量を増やすのには、きちんと噛めることが第一です。
脳が刺激されることで、認知症を予防します
入れ歯が合っていないと認知症へとつながっていくと言われています。食事の歳に歯と歯を噛み合わせる刺激が、歯の根元から脳へと伝わります。この刺激によって、身体の感覚や運動、記憶や思考、意欲を司っている脳の部分が活性化されていきます。
さまざまな研究によって、歯が少ない人は記憶や学習能力に関わる脳の部位や、意志や思考の機能に関係する脳の部位が萎縮してしまっていることが分かりました。同じ年齢でも、自分の歯が20本以上ある人に対して、歯を失っていて入れ歯を使用していない人は認知症のリスクが2倍近いというデータもあります。
正しく噛めることが脳の健康のためにも大切です。 また、入れ歯に不具合を感じておられるご両親のために、ご子息やお孫さんが入れ歯を作ってあげたいという要望もよくいただきます。認知症は家族全員で取り組む病気です。ご両親が入れ歯で悩んでいるようなことがありましたときでも、お気軽にご相談ください。
身体全体のバランスが正しくなることで、骨折・捻挫を予防します
正しくない入れ歯を使って噛み合わせが悪いまま長く生活していると、身体の筋肉がゆがみ、姿勢を乱す原因となります。たとえば、右側だけで噛むことを続けていると右側の筋肉が凝ってしまい、左右の肩の高さが変わってきます。
肩の高さが違うと姿勢が乱れ、身体の動きがブレてくるために足を捻挫したり、転倒して骨折する可能性が高くなってしまいます。肩こりや偏頭痛にもつながります。 両方で正しく噛めるように入れ歯を調整すると、左右のバランスが整ってくるので、姿勢の乱れや身体のブレもなくなっていきます。 入れ歯は噛み合わせがとても大切です。当院では最先端の技術を使って最適な噛み合わせができる入れ歯を提供しています。
最先端の入れ歯はこんなにすごいんです！
快適な入れ歯の条件！
快適な入れ歯を追求すると、健康保険の範囲内で製作できるものでは限界があります。健康的な毎日のために当院では自費診療での入れ歯製作を提案させていただいています。
従来の四分の一という軽量な素材があります
重たい入れ歯は噛むという動作に負担を与えます。重さによって外れやすさも増してしまいます。チタン、コバルトクロムという素材を使うことで、従来の四分の一という軽量な入れ歯を作ることが実現できました。
圧倒的な薄さで、違和感を減らしました
口の中の感覚というのはとても敏感です。わずかな異物でも、大きな不快感を受けてしまいます。なるべく薄い素材で作れば、違和感を少なくすることができます。従来の六分の一という驚異的な薄さの材料で製作が可能です。
温度が伝わってくるので、おいしい食事を楽しめます
従来の入れ歯は口の中の食べ物の温度を感じにくいものでした。熱い物、冷たい物を食べても分かりにくいというのは、食事の楽しさを半減させてしまいます。温度を感じやすい素材で入れ歯を作ることでこの問題を解決できます。
目立ちにくいから笑顔に自信を取り戻せます
口の中で入れ歯を固定するための銀色の針金が目立ってしまうと、笑顔に自信がなくなり、心理的にもよい影響を与えるとは言えません。極力この針金を見えにくくするような工夫を取り入れて入れ歯を製作しています。
高い精度で調整し、高いフィット感を実現しています
どれだけよい素材で作っても、患者さまおひとりずつのお口にきちんとフィットしていないと入れ歯としての役目を果たしません。従来よりもはるかに精度を高めた、ミクロン単位での緻密なサイズ調整を行うことで、どなたでも確実にフィットする入れ歯を製造しています。
ぴったりと合った入れ歯ならアンチエイジング効果も！
入れ歯を使うようになったら急に顔が老けて見えてしまうようになったという悩みを耳にされた方もおられるかと思います。これは、入れ歯が正しくフィットしていないことが原因となっている可能性が大きいです。
総入れ歯の方が入れ歯を外すと「おちょぼ口」になるように、お口の中の歯というのは顔全体の輪郭と密接に関わっています。顔の輪郭が変わってしまうと、シワが寄ってしまったり、頬がたるんでしまう原因につながり、結果として老けて見えてしまうことにつながります。
本来の歯と同じようにぴったりと合った入れ歯なら、しっかり噛めて食事を楽しめるというだけでなく、シワやたるみの原因にもならないため、外側からも若々しく見られる効果があります。
ぜひ、当院で最適な入れ歯を体験してみてください。もちろん、お口の環境は時間の経過とともに変化していきますので、機能面・審美面を維持するための定期的なメインテナンスもお任せください。
入れ歯の種類
保険入れ歯で見られる入れ歯の針金は、見た目が悪くコンプレックスになってしまう場合があります。また限られた素材でしか製作することが出来ないため、どうしても噛みづらい、合わないという結果になることが多いです。保険外の入れ歯では、審美性を悪くする針金を見えないようにし、快適な素材で自分に本当に合う入れ歯を作ることができます。
近年、見た目を重視した入れ歯（義歯）が多く開発され、今までの入れ歯からすると快適性は格段に上がっています。当院で取り扱う入れ歯は「ノンクラスプデンチャ－」「コーヌスクローネ」「マグネットデンチャ－」「インプラントオーバーデンチャ－」です。
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ノンスクラブデンチャー
金属のバネがない入れ歯です。金属のバネを見せたくない方、お口の中に密着した入れ歯を望まれる方、よく入れ歯が何度も壊れてしまう方にお勧めしています。素材感はナイロンに近いため、柔らかく滑らかで、壊れる心配がありません。
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コーヌスクローネ
維持装置としてバネの代わりに茶筒の原理を応用した内冠と外冠の摩擦力で装着しているので、自然な咬み合わせとなります。擦れて痛い、外れやすいということが非常に少ない義歯です。
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マグネットデンチャー
磁力で入れ歯とお口を固定させる方法の入れ歯です。着脱が簡単で外れにくい、噛みやすく、お手入れも普通の入れ歯と同等に簡単であるという特徴をもっています。
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オーバーデンチャー
オーバーデンチャーとは、2～4本のインプラントを埋入し、現在使用している入れ歯をしっかり安定させる治療法です。患者さんが自由に取り外しできるためメインテナンスが非常に簡易です。
