その日に噛めるインプラント

手術したその日に噛めるインプラント

ワンデーインプラント

即時荷重法と言われる即日(即時)インプラントは、インプラント手術を行ったその日から、白い仮歯の装着まで行える治療方法です。仮歯の状態ではありますが、施術を行った日から普段どおりの食事をすることが可能となります。

従来のインプラント治療法では、インプラントを装着した後、3~6ヶ月という長い間かけてアゴの骨とインプラントが結合するまで待またければなりませんでした。即日(即時)インプラントはできるだけ早く快適な食生活を取り戻すことができるように開発された「無切開・無剥離で行うフラップレスインプラント」です。

近年では臨床データも増え、学術的・科学的根拠に基づいた確かな治療方法として安全性も確認されています。 治療に必要な通院回数も減らせるため、遠方からの患者さまに特に喜ばれております。まったく歯がない方の場合は「All-on-4(オールオンフォー)」という、4本のインプラントをバランスよく設置してその4本によって複数の歯を支える術式を使えば、たった1日で固定式の噛める義歯を手に入れることができます。

入れ歯を装着した不快感にお悩みの方におすすめしております。 歯が数本ないという方から、完全に歯を失ってしまった方まで、日帰りで実現できるインプラント治療をご希望の方はお気軽にご相談ください。


無切開法(フラップレスインプラント)とは?

フラップレスインプラント無切開法(フラップレスインプラント)とは、CTスキャン画像による精密検査や、コンピュータによる事前のシミュレーションによって最適なインプラント埋入ポジションを確定し、確実にそのポジションにインプラントを埋入するための手術用ガイドを作製することで、手術のリスクを軽減できる方法です。

事前のシミュレーションと手術用ガイドの通りに手術を行うことで、歯肉を大きく切開することなくインプラント手術が可能になりました。手術中・手術後の出血や腫れ、痛みなどを大幅に軽減することができ、縫合や抜糸といった処置も必要ないため、手術時間や通院回数も短縮できます。患者さんにとってメリットの大きい最新のインプラント治療法です。

切開が必要なインプラント治療と無切開法(フラップレスインプラント)の違い

従来のインプラント治療(歯切開が必要な治療)

  • 従来のインプラント治療1

    インプラントを埋入する部分の歯肉をメスで切開します。

  • 従来のインプラント治療2

    歯肉を開いてアゴの骨を完全に露出させ、専用ドリルでインプラントを埋入するための穴を作ります。

  • 従来のインプラント治療3

    インプラントを埋入し、歯肉を被せて縫合していきます。

  • 従来のインプラント治療4

    約1週間で縫合した部分の抜糸を行います。その後は数ヶ月後に2次手術が行われます。


フラップレスインプラント治療(歯切開が不要な治療)

  • フラップレスインプラント治療1

    専用のパンチング機などで、歯肉に数ミリ程度の小さな穴を開けます。

  • フラップレスインプラント治療2

    事前の検査データを元にして製作されたガイドを歯に装着し、ガイドに合わせて専用ドリルでインプラントを埋入するための穴を作ります。

  • フラップレスインプラント治療3

    インプラントを埋入します。骨の状態が良く初期固定が十分得られるようであれば、手術当日に仮歯を装着することも可能です。

  • フラップレスインプラント治療4

フラップレス手術の特徴、メリット

  •  CTスキャン画像による詳細なデータとコンピュータでの事前シミュレーションにより、安全・確実に手術を行うことができます。
  •  大がかりな手術にならなたいため、手術時間や治療回数を短縮できます。
  •  テンプレートの使用によりヒューマンエラーを防げます
  •  歯ぐきを切開しないため手術中・手術後の出血、腫れ、痛みを大幅に軽減できます。
  •  歯ぐきの治癒が早く審美性を向上します。
  •  メスを使用しないので患者様の精神的不安を減らすことが期待できます。
  •  アゴの骨の状態が良く初期固定が十分な強度であれば、手術当日に仮歯を装着することも可能です。

手術の当日から食事を楽しむことができるインプラントについて

オールオンフォーAll-on-4(オールオンフォー)というインプラント治療なら、手術の当日から食事を楽しむことができるようになります。 従来のインプラント治療では、失った歯の本数と同じ数だけインプラントを埋め込む必要がありましたが、All-on-4(オールオンフォー)なら、わずか 4~6本のインプラントを骨の中に埋め込み、それを支えとして他のすべての歯を回復させることができます。骨の移植なども必要なく、抜歯からインプラントの埋め込み、仮歯の装着まで、その日のうちに行うことが可能になりました。

さらに、当医院で採用しているノーベルバイオケア社のインプラントシステムは、長い実績に基づいて開発された製品なので、独自の形状でインプラントが素早く固定するという大きな特徴があります。

患者さまのアゴの骨の状態があまりよくない場合でもきちんと固定する可能性があるので、世界的にも高い人気となっています。 手術も歯ぐきを切らない「フラップレス術式」で行うため、身体への負担が少なく、縫合や抜糸の必要がありません。

フラップレス術式の流れ

テンプレートをお口へ装着し、ドリルで骨に穴をあける

ガイデッドサージェリー患者さまのCTスキャンデータを元にして作成された「サージカルテンプレート」をお口に装着します。このテンプレートにはコンピュータによるシミュレーションによってインプラントの埋め入れ位置・角度が反映されているため、間違いのない箇所へインプラントを埋め入れるための穴を開けることができ、安全性を飛躍的に高めることが実現しました。

STEP矢印

シミュレーションの通りにインプラントを埋め入れる

こちらもテンプレートに合わせて、事前シミュレーションの通りにインプラントを埋め込んでいきます。

STEP矢印

仮歯をセットして、本日の治療は完了です

コンピュータによるシミュレーションによって、事前に装着する仮歯の作成ができるようなりました。実際に装着した後は噛み合わせやバランスを技工士とともに入念にチェックするために若干のお時間がかかりますが、その日のうちに歯をセットしてお帰りいただくことができます。